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ママチャリ・サマーウォーズ

100_7025.jpg 
黒部へ行った。
 8月の最終週。
世間で言う夏休み(何だそれは)、
コミケしか行ってないと言う最悪状況を打破するために行って来た。

■上野~糸魚川~信濃大町
100_6975.jpg 100_7007.jpg 100_7012.jpg
上野から夜行で5時間。
さらにローカル線を乗り継ぎ、降り立ったのはアルペンルートの信州側の玄関口、
長野県『信濃大町』駅。
あいにくの曇り空。霧に霞む北アルプスの山並みが清々しい。

あの雲の向こうに、約束の場所がある(誠
目的地、黒部ダム。
駅前から、そこへ至る中継地『扇沢』を目指す。


100_7013.jpg
自転車で。
近年のエコブーム。
究極のエコカーは、やはりチャリンコである。
駅前レンタサイクルで、自転車(無料)を借りる。
だが、問題があった。


ママチャリだ。




ご覧の通り。俺の記憶が確かなら、これは平地でのお買い物使用に特化したチャリだ。
しかも変速機の類は一切なし。
目的地までは距離約15キロ、標高差720メートル。

燃えるじゃねえか。
バスでも、約40分かかる道のりだ。
案内所にて、同じく黒部を目指して途中で引き返したヒトの話を聞いていた。
ならば!俺らがそのカタキをとるしかあるまい。
店のオバチャンに、「がんばって(少々呆れ気味に)」の声援を受ける。
午前9時半、クライムヒル開始。
標高713メートルの現在地から、1433メートルの扇沢へ向けてのママチャリトライアルが始まった。

平坦な道はものの5分で切れ、ダラダラの上り勾配が始まる。
路線バスも通る県道45号、通称『大町アルペンライン』は交通量も多い。
ゆえに、途中までは紹介された別ルートを行く。
アルペンラインの南側を並行する県道326号。
高瀬川に沿って、大町ダム方面を目指す。

100_7014.jpg
しんどい。

日頃の運動不足が、早くも威力を発揮する。
また、薄々感じてはいたがママチャリはその構造上、連続上り勾配には対応していない。
変速ナシのギアは、少々の上り坂でもペダルを重くする。

やがて、本格的に山が迫ってくる。
大町電力館の前を右折。
その先からは、いよいよな勾配が待ち受けていた。
ちなみにここを直進すると、すぐの所に大町ダムがある。
このダムによって出来た湖が『龍神湖』。
後から調べるに、童話『たつのこ太郎(日本むかし話のOPのアレ)』のモデルになった場所らしい。

龍に乗って行けばすぐなんだろうが、相棒はママチャリだ。
スタートからは、すでに1時間が経過。
しかし地図で確認すると、既に全工程の半分を消化している。
何だ、大したことないじゃんか。
しかしホントの地獄はこれからだった。

100_7018.jpg
川を渡り、326号からアルペンラインに合流すると、勾配は一層きつくなった。
横を流れる川は、高瀬川から篭川に名を変えた。
山は更に深くなる。
お腹も空く。
アルペンルートの動脈であるこの道は、確かに交通量が多い。
落石から道を守る、巨大なトンネル(ロックシェッド)。
その中を大型観光バスがガンガンぶっ飛ばしていく。
坂を下りてくるバスは、エンジンブレーキの轟音と共にやって来る。
排ガスと大音響。
これが逆境か!

さらに1時間。
もはや山しかない(当然
道には栗とか落ちてるし、サルも居る。
勾配は10%を越えた。
とてもママチャリで太刀打ちできる数値ではない。
乗るより押した方が早い。
黒部はまだか。
やはりチャリでは、無謀だったのか…。
しかし、前日観た『サマーウォーズ』の台詞がプレイバックする。



「諦めないことが肝心だよ」



出発から3時間後。
僕らはついに、その場所に辿り着いた。
扇沢。
遠かった。
疲れたし、お腹すいた。
しかし今、確かにココにいる。

100_7034.jpg
辿り着いた黒部のダムは、躍動していた。
巨大な壁から、澄んだ音と共に放たれる水。
あれだけ曇っていた空が、ココだけは晴れていた。
黒部の太陽に照らされ、エメラルドグリーンに輝く湖面。
持参のコーヒーを淹れる。
インスタントコーヒーが、こんなに旨いと感じたことはなかった。



■帰還
100_7065.jpg
帰りは、ひたすらのブレーキングによるダウンヒルとなった。
通常ブレーキと、発電ブレーキ(ダイナモライト)の併用。
3時間かかった道のりを、30分で帰還した。

気づけば、ライトの発電基部が熱でタイヤと融合してる(怖
後、麓の大町温泉にて、汗を流す。
いかん、無に還りそうだ…。

事前に高低差が分かってれば、素直にバスにしてたんだ。
が、それなりに充実した旅にはなったと言う。
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■リベンジ記事はコチラ

2009-09-02 : 旅テツ : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
お、青春18でなく、本当に長い片道切符だ。
大町の山道にママチャリはキツイだろうな…。
オレも、24耐コミケのネタついでに箱根峠をチャリで乗り越えたけど、
アレは絶対押した方が早かった(--;
2009-09-03 20:25 : 鳳凰 URL : 編集
No title
乗って越えたんかいw <箱根
せめて3段くらいの変速機は欲しかったわ。
あと、ライトの発電基部が熱でタイヤに癒着すると言うのを初体験した(怖
2009-09-04 00:21 : バーニア URL : 編集
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