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大船駅 第101列車ラストラン

P1010105.jpg 
ホワイトデーの14日、一つの列車がラストランを迎えた。
寝台急行「銀河」。
東京と大阪を結ぶ夜汽車。
アンソロ原稿脱稿の翌日、この列車を見送りに行ってきた。

23時過ぎのJR大船駅。
ホーム先端には、すでに三脚の放列が敷かれていた。
強くなった雨脚に傘もささず、電灯も屋根もない暗闇の空間に、
数十人の男達が佇んでいる。
一般客の奇異な目。
黄色い線の外側まではみ出してカメラを構える彼らに、警備員の注意が飛ぶ。

更に強まる雨脚。
側線を、長大な貨物列車が何本も駆けていく。

やがて45分、3番線に列車接近のアナウンスが響いた。
甲高い汽笛。
それに続き、機関車のブロワー音が近付いてくる。
ガタガタガタン!と、100トンの巨体がレールを叩く重々しい音。
青い機関車に導かれて、列車番号101、下り急行「銀河」の重厚な列が流れ込んできた。

到着!
100_4730.jpg



艶のあるブルーの車体。 寝台車を表す星のマーク。
車内は満席。 ファン自前の「さよなら銀河」のプレートが窓に張られている。
炊かれるストロボ。 飛び交う怒号。

「寝台急行銀河号は、本日を持ちまして運転を終了いたします。永い間のご利用、ありがとうございました」

構内放送が、その列車がもう二度とこの駅には来ないことを告げる。
やがて鳴り響く発車ベル。
23時47分。定刻の5分遅延にて静かにドアが閉まった。

間。

ピイーッ!と、長い汽笛。
空気ブレーキが緩む盛大な音。
ガチャン!と連結器が軋み、ゆっくりと、踏みしめるように列車は動き出した。
降り続ける雨。
それはまさに涙雨となり、青い車体を濡らし続けてるように見える。
ホームから、車内から、手を振る人々。
そして機関士さん、車掌さん、駅員さん。
その光景が、ホントにこれが「最後」であると言う事を強烈に焼き付けた。

2008年3月14日。

その日、東海道線から定期急行列車が消えた。

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P1010102.jpg
在りし日の銀河
大阪へのイベント遠征時に利用した 最初で最後の1コマ
05.01.29 東京駅

2008-03-16 : 旅テツ : コメント : 0 : トラックバック : 0
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